ハラスメント問題について

介護職は、とてもやりがいのある仕事ですが、離職率が高い職業として知られています。その背景にある介護職員のハラスメント被害が、現在とても深刻な問題となっています。【詳細はこちらをCHECK→ハラスメントに悩むあなたへ

介護職の中には、訪問をして、サービスを提供する仕事があります。介護職員のハラスメント被害は、訪問をして部屋の中で2人になった時に最も起きやすいようです。実際にハラスメント被害にあった介護職員は、上司や同僚に相談することが出来たでしょうか。相談することが出来ても、ハラスメント被害への解決に繋がったのかが、これからの課題になることでしょう。

このハラスメント被害の問題を解決する方法の1つとして、利用者や家族と同性の職員が介護をすることが挙げられます。しかし、介護職員は女性の割合が高く、この解決策では対処出来ない部分があります。介護業界において、介護報酬が引き下げられるといった事態が続いているため、利用者を他の事業者に渡したくないといった考えが多くの管理者にあります。そのため、利用者からハラスメント被害を受けた介護職員が管理者にそのことを相談しても、我慢しなさいと言葉をかけられるのが結果になってしまいます。利用者の言いなりになる管理者の考え方を変えることが、ハラスメント被害を減少させる解決策の1つとなるでしょう。

利用者が事業所を契約する際には、事前に事業者の規約として訪問介護において出来るサービスと出来ないサービスがあることを利用者にしっかりと伝えておくことがとても大切です。